まず注目すべきは、沖縄県は全国で最も住宅が増えている県だということ。
「そんなに家が建ってるの?」と思われるかもしれませんが、近年は観光産業の発展や移住希望者の増加、若い世代の住宅需要の高まりなどを背景に、新築住宅や分譲マンションの建設がとても活発です。
新しい住宅やマンションがどんどん建っており、住宅市場の活気を肌で感じられます。
意外かもしれませんが、沖縄の空き家率は全国で2番目に低いという結果も出ています。
つまり、建てられた住宅の多くがきちんと活用されているということ。これは、地域としての需要がしっかり存在している証拠とも言えるでしょう。
一方で、持ち家率は全国で一番低いというデータもあります。
これは「家を所有して住んでいる人が少ない」という意味で、逆に言えば賃貸住宅に住んでいる方が多いということです。
背景には、転勤や移住などによる流動性の高さや、住宅価格と収入とのバランス、若年層の多さなどがあると考えられます。最近は「持ち家に縛られず、自由に暮らしたい」という考えも増えてきており、これも影響しているかもしれませんね。
今までは「新築住宅」に注目が集まっていましたが、これからは既存の建物を大切に使い続ける
「長寿命化」の時代に入っていくと私たちは考えています。
実際、空き家率は全国と比べ比較的少ない沖縄にも、
まだまだ魅力的な中古住宅や、しっかりとした構造を持つ建物が多くあります。
そうした住宅をリフォームやリノベーションでよみがえらせ、快適で安心な住まいへと生まれ変わらせる取り組みに、今後さらに力を入れていきたいと考えています。
環境にも優しく、コストも抑えられるリフォームは、これからの沖縄の住まい方にぴったりです。
「新築にこだわらず、自分らしい暮らしを見つけたい」という方には、ぜひ一度リフォーム済み物件にも目を向けてみていただけたらと思います。